結婚式披露宴での楽しみといえば、新郎新婦の生い立ちを紹介するプロフィールムービーもありますよね!楽しい思い出の写真や秘蔵写真が次々と流され、その写真にはセリフ(コメント)がつけられます。
写真と合わせそのセリフを読むことで、笑ったり感動の涙を流したり会場は大いに盛り上がりますが、お祝いの席ということでそのセリフも考えるときは注意しなければならないポイント、条件があるといいますよ。
結婚式プロフィールムービーをつくる前に確認!セリフ(コメント)の条件について詳しく解説します。
1. プロフィールムービーでセリフにはどんな条件がある?
おめでたい結婚式の席に、ふさわしくないことをやってはいけませんよね。結婚に関してふさわしくないといえば、別れや不幸を連想させるものや縁起の悪い言葉や数字も挙げられます。このようなふさわしくない言葉は、「忌み言葉」と呼ばれ、プロフィールムービーをつくる時も使わないように注意しなければなりません。
また、文章を作成する時には当たり前に使う句読点も、結婚式ではタブーになります。句読点とは「、」や「。」のことですが、それぞれ区切りや終わりを意味するので、結婚にはふさわしくありません。
招待状や席次表など、結婚式のペーパーアイテムの文章の中で句読点は使われないのが常識ですし、プロフィールムービーに関しても同じように使わないようにします。
次に文字数について説明しましょう。結婚式プロフィールムービーでは、写真1枚につき7秒~9秒ほどで紹介するのが一般的です。
ですから、セリフもその時間内で読める長さにすることが大切。目安としては20文字前後、これなら目で追いやすく内容も理解しやすくなるでしょう。
どうしても20文字では足りない、ということもあるかもしれません。普通に文章をつくると長くなってしまう場合でも、要点だけをおさえ一番伝えたいことだけに絞れば、ちゃんと意味が通じる簡潔なセリフにすることが可能です。
でも絶対にここは長いセリフが必要だというのなら、写真の表示時間をそこだけ長くするという方法もあります。しかし、ムービーの上映時間が限られているのですから、予定していた写真よりも枚数が少なくなるなど、調整が必要になってくるでしょう。
すべてのセリフ(コメント)は、幅広い年代のゲストでも理解できるように、易しく分かりやすい言葉使いを心がけます。また、その時の心情やエピソードを伝え、写真の説明のみにならないよう注意してください。
2.これは使ってはいけません!忌み言葉例
忌み言葉について、もう少し詳しく例を挙げてみましょう。
・離婚や別れを連想させる言葉
別れる 離れる 終わる 失う 返す 帰る 戻る など
・不幸を連想させる言葉
最後 悲しむ 壊れる 消える 冷める 四 九 など
・重ね言葉
重ね重ね くれぐれも たびたび いろいろ ますます など
重ね言葉は、同じ言葉を繰り返す表現ですが、結婚関連では「再婚」や「出戻り」など繰り返すことを連想させるのでNGです。
不幸を連想させる言葉として、「忙」という字も含まれます。結婚式の挨拶で「お忙しい中・・・」などと言ってしまいがちですが、忙という字に「亡」が含まれているので使うのは避けましょう。
3. プロフィールムービーのセリフ(コメント)例
プロフィールムービーの、パートごとのセリフ例を挙げてみましょう。
1.オープニング挨拶文例
・本日は私達二人のためにお集まりいただき 本当にありがとうございます
・これから私達二人の生い立ちを紹介させていただきます
2.新郎パートセリフ例
・小さく生まれたけど その後の成長は見てのとおり
・幼稚園の頃 たぶん一番のモテ期だった・○○と○○ 変わらぬ友情を誓ったよな?
3.新婦パートセリフ例
・ピンクを着ても男の子と間違えられていました
・おさななじみの○○と これからもよろしく!
4.二人のパートセリフ例
・出会いは最悪! でもいつの間にか気になって
・私よりも料理上手でくやしい でも美味しい
・女子会に合流の彼 私より馴染んでる
5.エンディング挨拶文例
・これから二人で力を合わせ頑張っていきます
・本日結婚式を迎えられたのは皆さまのおかげです 本当にありがとう
・いつもいつまでも笑顔でいられる家庭を築きます
4.まとめ
結婚式プロフィールムービーのセリフ(コメント)は、何をどうつくればいいのか迷ってしまうかもしれませんが、堅苦しく考えなくても大丈夫、写真に詰まった思い出や感謝の気持ちを伝えるような言葉にしてみましょう。
でもその際は、使ってはいけない言葉や句読点には要注意、つい使ってしまいがちな表現にもマナー違反の言葉があるもの、セリフをつくったら再度読み返しチェックします。
家族との思い出、エピソードがわかるようなセリフ、式に出席してくれたゲストへの感謝のセリフなど考えて、笑いあり感動ありのプロフィールムービーにつくりあげてください。
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ピタラボ(pitalabo)コラム監修
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