2人の生い立ちや馴れ初めを紹介する結婚式のプロフィールムービー。ゲストに改めて自分たちのことを知ってもらう自己紹介の意味と、ここまでお世話になった親族やゲストの皆さんへの感謝の気持ちが込められるものですよね。
結婚式を盛り上げ、楽しんでもらうために工夫して作るプロフィールムービーですが、面白ければなんでも良い、なんでもアリ・・・というわけにはいきません。ムービーに入れるコメントには注意しなければならないポイントがあり、守らなければならないマナーもあります。
文章を作成するうえで普通に使っている「句読点」、これも結婚式のプロフィールムービーでは注意しなければなりません。詳しく見ていきましょう!
1.結婚式プロフィールムービーのコメントで句読点はNG
句読点とは、文章の最後に打つ「。」である「句点」と、文中に打つ「、」である「読点」のことです。この句読点がない文章は読みにくく分かりにくいですから、打つのが当たり前、打たないのは不自然だと思いますよね。
でも、結婚式において文章中に句読点を打つことはNG!使うことはマナー違反になるといいます。結婚式というおめでたい席では、使ってはいけない言葉がいくつもあり、別れや不幸を連想させたり、何度も繰り返すような意味がある言葉などです。別れる、切れる、終わる、戻る、再び、繰り返し、流れる、最後など、使ってはいけないなと分かるものばかりではなく、うっかり口に出してしまいそうな言葉もあるので注意しなければなりません。それらの言葉と同様に、文章に句読点を打ってはいけないのは、「終止符」を打ったり「切れる」といった意味にとられてしまうからだといいます。
句読点は結婚する2人にとって縁起が悪い、ということです。結婚式の招待状を目にしたことがある人なら、招待状に句読点がないことに気が付いていたかもしれませんよね。
ですから、結婚式のプロフィールムービーのコメントも、作成するときは句読点を打たないようにします。うっかり打ってしまわないように、くれぐれも注意してください。
2.プロフィールムービーで句読点を省く場合のポイント
でも句読点なしではちょっと不自然、文章として分かりにくいのでは?と心配になってしまうかもしれません。プロフィールムービーのコメントの場合は、ちょっとした工夫で分かりやすく読みやすくすることができるので、安心してください。プロフィールムービーのコメントで句読点を省く場合、次のように文章を作成します。
・行を変えて表記する
文章が終わった時は「。」を打たずに行を変え、新しい行から始めるようにしましょう。プロフィールムービーのコメントの場合は、次の新しい行にする時に一文字下げる必要はありません。
(例)部活の夏合宿
この日が2人の運命を変えた
・全角または半角アキにする
文章を区切りたい時は、「、」を使わずスペースをあけるようにします。全角または半角アキにしますが、全角のほうは「末広がり」の意味になるので縁起が良いことからおすすめです。
(例)友情は永遠 これからもどうぞよろしくね
3.コメントは分かりやすく長文は避ける
ムービーのコメントは、あれもこれもと盛り込んで長文にならないように注意しましょう。写真を詳しく説明しようとしたり、ゲストへの感謝を伝えようとして長くなってしまうこともあるでしょう。長すぎる文章だと読むだけで精一杯になり、ムービーを楽しむどころか疲れてしまうことも。1場面でコメントは1~3行、文字数は1行あたり10~20文字程度が良いでしょう。そうすることで句読点がなくても読みやすい文章になるはずです。
また、句読点がないと分かりにくい、意味が間違ってとらえられるような文章にならないように注意しましょう。そのためにも、コメントは長文を避けて短め、簡潔を心がけることが大切です。
4.まとめ
結婚式のプロフィールムービーのコメントには、句読点を打たないようにします。おめでたい結婚式に関する文章、招待状や式場での席次表などのペーパーアイテムではすべて句読点NGですが、コメントとして文章を表記するプロフィールムービーも同じようにマナーを守るべきですね。
結婚式で句読点はNGだということ、自分が結婚するまで全く知らなかったということも珍しくないようです。両親や親戚など年配の方からそういった常識を、結婚式の準備に入り始めて教わったということもあるかもしれません。
プロフィールムービーは新郎新婦が作成するもので、親の世代では目新しいものですからアドバイスしてもらうこともなく、コメントにも句読点を打ってしまうこともあるでしょう。ですから「うっかり」ということがないように、コメント作成の時にはしっかりチェックしてください。
また、句読点なしでも分かりやすく、見やすくする方法はありますが、できればコメントは長文にならないよう短く、簡潔に作成しましょう!
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ピタラボ(pitalabo)コラム監修
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