結婚式の披露宴で上映される「プロフィールムービー」は、日ごろお世話になっているゲストの方々へ、感謝の気持ちを伝えたり、披露宴を楽しんでもらえる空間を演出する上でとても大切です。
また上映を通して、「さらに新郎新婦2人のことを知ってもらう」ことができます。ゲスト側に新郎新婦について知らなかった面を認識させることで、より祝福ムードが高まることでしょう。
今回は、結婚式プロフィールムービーにおけるテロップを表示させる上でのポイントをまとめました。
1. プロフィールムービーのテロップ表示のポイント
- テロップの見やすさ・分かりやすさ
ムービー中にテロップを表示させる手法として、テロップが「ぐるぐる回転する」、「バウンドしながらフェードインしてくる」、「上から降ってくる」などなど、様々な仕様がよく見られますが、これはNGです。
なぜなら、ゲスト側からすると、テロップ(文字)は新郎新婦のことを知るため情報ですから、見やすさ・分かりやすさを優先した方がありがたいからです。
例えば、「ぐるぐる回転する」テロップの表示効果を3秒使うと、その3秒間は、ゲスト側に伝えたい情報が伝わりません。
- テロップ表示は上映写真が見えやすいように
テロップは伝えたい情報を伝えるために表示させますが、それと同時にムービー上映されている写真を説明する役割も持っています。 せっかく綺麗に上映されている写真が隠れすぎたり、目立たなくならないように、テロップの大きさを考えつつ、長めに表示させましょう。
2. テロップ内容のポイント
- 新郎新婦しか知らない情報を出す
冒頭でも言いましたが、プロフィールムービーはゲスト側が知らない情報をテロップで伝えることが大切になってきます。
そこで、やってはいけない、ありがちなテロップ内容の例を挙げて、改善案をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
ありがちな例その1:「幼稚園の入園!」(幼稚園生の時の写真)
「幼稚園の入園」というのは写真を見ただけで分かる情報のため、テロップにする意味がありません。厳しく言っていますが、このテロップだと、実際ゲスト側への印象も薄いでしょう。
改善案:「口癖は〇〇〇」や「~おねしょに悩む日々が続いていた~」
新郎新婦の当時の情報(ゲスト側が写真を見ただけでは分からない情報)に置き換えることで、ゲストを楽しませることができます。少しクスッとなる程度のテロップで良い、思い切ったウケを狙いにいくのもOKでしょう。
ありがちな例その2:「居酒屋デート」(居酒屋で新郎新婦の写真)
例1と同様、見ただけで分かる情報をテロップにしてしまっています。
改善案:「酔っぱらうと噛み付いてくる新婦」このように具体的な新郎新婦ふたりの関係性が見えてくるエピソードをテロップに表示させることで、ゲスト側が退屈することはありません。酔っぱらうと噛み付いてくる新婦なんてそうそういないかもしれませんが…いかに、「新郎新婦らしい」情報をテロップで伝えられるかが大切です。 - 意外性(ギャップ)のある情報をテロップで伝える
さきほどありがちな例その2で紹介したような、「酔っぱらうと噛み付いてくる新婦」も同様ですが、意外性のある情報の方が、ゲストの注目をより引き付けることができます。
例をご紹介します。
ありがちな例:「ラブラブなふたり」(新郎新婦の2人の写真)
これも見てわかる情報ですし、新婚まっさかりの2人がラブラブだなんて何の意外性もありません。
改善案:「基本ラブラブだが、主従関係が形成されはじめている」や「普段は頼りがいのある新郎だが、ジェットコースターに乗ると本気泣きする」
どこかゴシップネタのような、ギャップのある情報をテロップで表示させることで会場の雰囲気をさらに盛り上げることができます。
3. テロップの定型文(決まり文句)集
プロフィールムービーでも、挨拶や締め言葉などの決まり文句をテロップで表示させることが多いでしょう。
ムービー開始時・開始後冒頭・最後の挨拶の定型文についてもご紹介します。
<ムービー開始時>
・Happy Wedding
・Happy Memories
・Our History
・Welcome to our reception
・二人の生い立ち
ムービー開始時のテロップは、なるべく多くのゲストに伝わるような言葉を使いましょう。
<ムービー開始後の冒頭>
・本日は私達の結婚式にお越しいただき 誠にありがとうございます
・本日はご多用の中お越しいただき 本当にありがとうございます
・二人の誕生から大人になるまでの歩みをご覧ください
・大切な皆様への感謝の気持ちをこめて・・・
<ムービー最後の挨拶>
・こうやって思い出をたどると たくさんの方に支えられて 今の私達があるのだなと実感します
まだ未熟な私達ですが これからも末永くお付き合いください
・皆さまのおかげで 本日を迎えることが出来ました このあともどうぞ ごゆっくりお過ごしください
新郎新婦、ゲスト、披露宴会場の雰囲気にあった文をチョイスしましょう。
4.まとめ
プロフィールムービーのテロップにおいて、
・テロップは見やすく、分かりやすく
・テロップはなるべく新郎新婦(親族含む)しか知らない情報を使ってゲストの興味をひく
・テロップで伝える情報の意外性
これらのポイントを意識することが大切です。 満足いくプロフィールムービーが出来て、素敵な式となりますように。
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ピタラボ(pitalabo)コラム監修
「結婚式ムービー専門サイト ピタラボ(pitalabo)」、youbtubeチャンネル「pitalabo ピタラボ 結婚式ムービー制作会社」、ライン公式アカウント「pitalabo(ピタラボ)」を運営。